糖尿病について

食事から取り込まれた糖は血管の中を流れますが、血糖値は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンにより調節されています。
糖尿病は、インスリンの作用不足により血糖値が上昇する疾患です。
高血糖が持続すると大小の血管壁が傷害され、合併症を起こします。
微小血管が障害される合併症には、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害があり、この3つを糖尿病の3大合併症と呼びます。
大血管が障害される場合は、脳梗塞や心筋梗塞、下肢の動脈閉塞などを起こします。
感染症に対する抵抗力が低下します。最近では、糖尿病患者さんが新型コロナウイルスに感染すると、重症化することが問題になっています。
糖尿病は万病の元と言われます。生活習慣の改善や治療薬の服用により血糖を適正にコントロールし、合併症を防ぎましょう。

糖尿病の治療

糖尿病は現在のところは、残念ながら完治させることができないのですが、糖尿病そのものは治せなくても、血糖値を正常に保ち、また体重や血圧、血中脂質も併せて良好な状態に保てば、合併症を起こさずに健康を維持することは十分に可能です。
そして血糖値を正常に保つ上で重要になるのが、継続的な「コントロール」です。医師の指導のもと、まずは食事療法と運動療法を行います。これだけで正常値になる患者様もいらっしゃいます。

糖尿病が進行したケースや、食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらないケースでは、内服薬による治療やインスリン療法が行われます。